脱毛の期間はどのくらいかかる?毛周期との関わりやベストのタイミング、脱毛中に気を付けたいことを解説
夏になり薄着になると気になるのが、脱毛ですよね。家庭用の脱毛機器を使っている人や、脱毛初心者には、脱毛施設に通おうと思ってもどのくらいの期間かかるのか、長くなると費用がかさむのではと気になるのではないでしょうか?
本記事では、脱毛にかかる一般的な期間や、脱毛のメカニズム、脱毛の方法や注意点などを詳しく解説して、脱毛をお考えの方の疑問を解消します。
脱毛期間は一般的にどのくらい?
脱毛を行う際に、医療機関で行う医療脱毛と、美容サロンなどで行う美容脱毛では期間や費用、方法なども異なってきます。先ずは各々の一般的な脱毛施術期間を示します。
美容脱毛での脱毛完了期間
美容サロンでは、一般的に光脱毛を行います。
部位によって期間は異なりますが、自信での自己処理がまったくいらなくなる全身脱毛ですと、約2年ほど、12回の施術が必要となります。ツルツルになるまでには、1ヶ月、2か月に1回ペースで24回行い、2年〜3年ほどかかります。
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医療機関での脱毛完了期間
医療脱毛は一般的に効果が高いレーザー脱毛を行います。
自己処理がいらなくなるまでには、5回の施術で1年間ほどの期間を有します。
ツルツルになるまでは、8回程度、1年半~2年ほどかかります。
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なぜ脱毛に時間がかかる?
体毛は毛周期と言われる周期によって、成長や退行を繰り返しています。
そのサイクルを知って、タイミングよく施術することによって脱毛の効果をあげることができます。
脱毛を行う施設では、脱毛効果を最大限にあげるために、毛周期のタイミングを図って施術を行っているため、脱毛完了にはある程度の時間がかかります。
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脱毛に間隔をあける理由
脱毛の効果を充分に得られるのは、毛周期の中で成長期だけです。
そのため、周期を見極めて、効果の高い成長期に施術を行う必要があるため、間隔を空ける必要があります。
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毛周期と脱毛期間について
毛周期とは、成長期・退行期・休止期を順番に繰り返すサイクルをいいます。
このサイクルを知り、成長期を見極めて脱毛を行うことで、脱毛期間を効率よく短くすることができます。
成長期
成長期は毛乳頭から養分が促されて毛母細胞が活発になるため、メラニン色素が最も濃くなる時期です。脱毛の施術ではレーザーやフラッシュがこのメラニン色素に反応して熱を帯させ毛乳頭の組織を壊す作用をするため、この時期に行われるのが最も効果が高くなります。
退行期
毛母細胞の分裂が遅くなり、体毛が抜ける時期です。毛母細胞は不活発の状態なので、メラニン色素は薄くなります。レーザーなどの反応が悪くなり、毛乳頭まで熱がしっかり届かなくなるため、脱毛には不向きな時期です。
休止期
体毛が抜け落ちて、毛乳頭と毛穴が分離している状態です。レーザーやフラッシュが毛乳頭にほぼ届かないため、最も脱毛に向いてない時期となります。
毛周期を利用して脱毛は可能?
人の毛穴は全身で500万個と言われています。そのひとつひとつで毛周期は異なり、そのうち成長期にあるのは全体の20%です。成長期の体毛は見た目でも判別することは難しいと言われています。
部位別に毛周期が異なるため、およそ成長期で生えそろうタイミングで、脱毛を始めていきます。段々と毛が薄くなれば、間隔を空けていくことができます。後に解説しますが、部位別の毛周期を意識することで、肌へのダメージも少なくなり、効果も上がります。
脱毛はどこでするのがよい?
脱毛を行うには、医療機関(脱毛クリニック)で行う医療脱毛、脱毛・美容サロンで行う美容脱毛、家庭用の脱毛器で行う独自脱毛があります。
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脱毛クリニック(医療脱毛)
医療脱毛とは、医師または医師の監督のもとで施術を行うものです。
医療レーザーおよびニードルによる脱毛が受けられます。医療脱毛は、効果が高いため半永久的な脱毛が可能ですが、一般的にサロンよりも1回当たりの料金が高く、痛みが強いのがデメリットと言えます。麻酔クリームなどを使用して痛みを抑えたりすることは可能です。
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脱毛サロン(美容脱毛)
美容脱毛では、光脱毛によって脱毛を行います。発毛組織を破壊するのではなく、ダメージを与え発毛スピードを遅くするものです。
1回当たりの料金は医療脱毛に比べて安くすみますが、回数を多く行う必要があります。
また、レーザーやニードルに比べて痛みが少ないというメリットがあります。
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家庭用脱毛器
IPLによる光脱毛や出力が押さえられたレーザー式とローラーで毛を挟み込んで抜くローラー脱毛の2つのタイプがあります。脱毛効果は弱いため、一時的なむだ毛の処理のみ行えます。
脱毛にはどんな方法がある?
ここでは、脱毛の手法について3つ解説します。
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レーザー脱毛
レーザー脱毛とは、医療機関で一般的に行われる脱毛方法です。脱毛したい部位の毛乳頭にレーザーを照射することで、毛乳頭をしっかりと破壊することができます。半永久的にむだ毛を生えなくすることが可能です。
ニードル脱毛
電熱針を毛穴に刺して、熱で発毛組織を破壊します。半永久的にむだ毛をなくすことができますが、痛みが強く、施術に時間がかかります。
脱毛手法の中でも、もっとも効果が高いとされる施術方法ですが、提供している企業やクリニックが少ないというデメリットがあります。
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光脱毛
光脱毛とは、脱毛したい部位の毛乳頭に強い光を照射して、むだ毛を生えにくくする脱毛方法です。光脱毛にも複数種類があるため以下でそれぞれについて解説します。
IPL脱毛
インテンスパルスライトの略称です。多くのサロンで使用しています。
太い毛には効果を発揮しやすく、うぶ毛には効果が薄いとされます。
広範囲に照射が可能で効果が早い分、やや痛みが強く感じられる人もいます。
SSC脱毛
スムーススキンコントロールの略称です。
光照射時にジェルを塗りながら行います。ジェルには美容効果があり、太い毛からうぶ毛まで効果が期待できます。痛みもすくなく、施術時間や脱毛間隔が短いが、効果が感じられるまでに時間がかかります。取り入れているサロンがまだ少ないです。
脱毛ペースは最短で2週間に1回
SHR(蓄熱式)脱毛
スーパーヘアリムーバルの略称です。他の光脱毛がメラニン色素に反応させて脱毛を促すのに対し、発毛を促すバルジ領域にダメージを与えて、発毛スピードを減少させるものです。
日焼けしている人でも施術が受けられます。太い毛からうぶ毛まで効果が期待できます。痛みはほぼなく、施術時間や脱毛間隔が短いが、効果が感じられるまでに時間がかかります。
脱毛に通う間隔はどのくらい?
脱毛方法によって施設に通う間隔は異なるため、手法別に解説します。
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レーザー脱毛の場合
2〜3か月に1回のペースが一般的です。
威力が強く、脱毛効果がしっかりと感じられるので、施術は1年間で6回ほどの施術で完了します。
ニードル脱毛の場合
1分間で8〜10本ほどの処理しかできません。1度処理した毛穴からは二度と毛は生えてこないメリットはありますが、脱毛範囲が広い場合完了までに数年かかる場合があります。
光脱毛の場合
SSC光脱毛は抑毛成分のあるジェルと光脱毛の併用で相乗効果が得られるため通常の光脱毛の半分の1年以内で完了の効果が期待できます。光脱毛の種類として「IPL脱毛」と「SHR脱毛」があります。IPL脱毛では、太い毛を脱毛しやすく、脇やVIOの脱毛に向いています。しかし、毛周期に合わせて脱毛を行うので、脱毛が完了するまで2年〜3年かかるというデメリットがあります。
一方で、SHR脱毛では、産毛などの脱毛に利用されることが多く、毛周期に関係なく脱毛することが可能です。脱毛完了までの期間が短く、最短で6ヶ月程度で脱毛が完了します。
家庭用脱毛器の場合
光脱毛器とレーザー脱毛器の両方があります。サロンやクリニックに比べ出力が弱く、脱毛効果は弱いです。効果が弱いため、2週間に1回の使用が必要です。ローラー式はムダ毛処理の効果に限られます。
部位でも異なる脱毛期間
成長期の長さは、毛が濃い部位ほど長く、薄い部分は短いのが特徴です。部位別の脱毛間隔は以下のようになります。
部位 | 成長期 | 毛周期にあった脱毛間隔 |
わき | 4か月 | 2~3か月 |
VIO(ビキニライン) | 1~2年 | 1.5~2か月 |
ひざ下 | 4か月 | 1.5~2か月 |
ワキやVIO(ビキニライン)
ワキやVIOは比較的毛が濃く、毛周期が長いことが特徴です。施術しても、ツルツルになった場所以外に、すぐに毛が生えてきてしまい、脱毛期間も長くかかります。
足や腕
比較的毛が薄く、毛周期が短いので、効果が出やすく、脱毛期間も短くて済みます。
脱毛効果を実感できる期間
ツルツルになる前にムダ毛の量が減ってきて効果を実感しやすくなります。レーザー脱毛なら5回目ぐらいから、光脱毛なら8〜10回目程度で実感できます。新たに生えてくるむだ毛の量も少なくなり、お手入れが楽になってきます。
脱毛期間を空け過ぎるとどうなる?
処理がきちんと出来ている毛穴から、また毛が生えることはほとんどありません。
しかし皮膚の下のまだ処理が出来てない毛穴から毛が生えてくるので、効果が薄くなったと感じるかもしれません。
仕事の都合などで間が空いてしまっても、また再開すれば、効果は再び感じられるようになります。
脱毛期間に自分で行うお手入れ
施術後の肌は敏感です。紫外線や乾燥によってメラニン色素が多量に生成されてシミの原因となります。冷止めクリームや日傘などで日焼けを防ぎ、乾燥を防ぐために、化粧水、乳液、クリームなどで充分なお手入れを行いましょう。
脱毛期間に気を付けたいこと
脱毛期間に気を付けたいことを以下に解説します。
日焼けなど肌を痛める行為
光脱毛は、黒いメラニン色素に反応して脱毛効果を促すため、肌が日焼けしていたり、肌荒れしている場合、きちんとした効果が出なくなるので、気を付ける必要があります。
施術前後のアルコール摂取
血流を促すアルコールは、施術箇所に赤みを増したり、炎症を強くしてしまう可能性があります。アルコール摂取は施術前後で最低でも1日、また、2日空けておけば安心できます。
体温上昇を伴う激しい運動
アルコール同様に、血流を活性化するため、激しい運動は避けましょう。特に施術後にランニングやジムに行く等は避けておくと安心できます。
施術前の自己処理
毛が伸びた状態での施術は肌に負担をかけ、充分な効果も得られなくなるため、事前の自己処理は必須です。
また、反り残しなどがある場合、余分なシェービング費用がかかる場合もあります。
おすすめはシェーバーや剃刀などでの処理です。毛抜きや脱毛クリームの使用は施術の効果を下げる場合があります。
脱毛などのお手入れができない条件や注意事項
レーザー脱毛も光脱毛も、メラニン色素に反応するように照射します。日焼けをしている場合、肌に過剰に反応してしまい、やけどを負う恐れがありますので、脱毛中の日焼けは避けましょう。
妊娠中はホルモンのバランスが崩れるため、毛周期に影響を与えるため施術には向いていません。また同じ姿勢を長く続けたり、胎児に影響を与える可能性もあるため、おすすめできません。
また、生理中にVIOラインは施術できない場合があります。ホルモンのバランスも崩れているため、施術はおすすめできないでしょう。
医療脱毛より美容脱毛をおすすめする理由
医療脱毛は、期間が短く医療機関で実施されるという安心感もあります。しかし、美容脱毛よりも一般的に費用が多くかかります。医療脱毛で一般的に行われるレーザー脱毛は、威力が高いために、痛みが強いというデメリットもあります。
医療機関よりも時間はかかりますが、比較的安価で痛みを抑えた美容脱毛は、ストレスなく行える美容脱毛もおすすめです。コラーゲン美容脱毛など、美容効果を高めつつ脱毛できるような施術方法もあるため、是非チェックしましょう。
まとめ
脱毛を行う期間や頻度について解説しました。脱毛方法によって異なりますが、脱毛する間隔は平均2週間〜3か月で、完了までには、早くても1年半〜3年ほどかかります。
施術方法や部位によっても異なるので、まずはカウンセリングを受けて相談してみましょう。
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